「くさび」という金具をハンマーで打ち込んで組み立てる足場です。一定間隔で鋼管（鉄パイプ）を建地（支柱）として立て、そこに水平材や斜材を固定して床付き布枠を作業床として足場を組み上げます。部材がユニット化されているためハンマー1本でそれぞれの材料を組立てることが可能です。従来は一般家屋などの低層建築で主に使われていましたが、近年では中層建築、さらに一部の高層建築でも使われるようになりました。

枠組足場とは、建枠や階段枠、梁枠・壁つなぎ・手すりなどの部材を組み合わせ、組み上げる仮設足場です。15階建て（45ｍ）までの高層建築物にも使用することが可能となっており、部材が軽量で扱い易いので設置や解体を簡単に手早く出来ます。橋梁工事やビル・マンションなどで幅広く使われており、現在最もオーソドックスな足場として使用されております。

単管足場は直径48.6mmの単管と呼ばれる鉄パイプを使用し、足場を組み上げていく足場工事です。設置が容易で、パイプの長さや種類が豊富なのが特徴です。単管パイプとクランプと呼ばれる部材の２つをかみ合わせてボルトを締めて接合して組み上げます。小さい現場や、住宅などの低層階の建物に対して行うことが多い足場工事の一つです。

吊り足場とは、垂直方向に組み立てる通常の足場と違い、水平方向に組み立てます。
足が地面に付かないところで足場を組んでいくため、とても危険な足場で 難易度の高い足場工事となります。高層マンションや橋梁工事など、足場を地面の上に組み立てることが不可能な高所作業における足場として使われます

太陽光パネル設置工事とは、その名の通り屋根上や高所での太陽光パネル取り付けに伴う工事のことです。太陽電池や固定用の架台、その他付帯する機器を設置します。取り付ける屋根は平らであったり傾斜の急なものまでいろいろな形態があり、その形態や環境を他の業者様と念入りに打合せをして作業を進めていきます。

鉄骨鳶とは、建設現場で鉄筋・鉄骨建築の骨組の組み立てや解体作業を行います。ビルやマンションなどの建設において、鉄骨とボルトを使って基盤の骨組みを組み上げます。鉄骨は建物の骨組みであり、この骨が弱いと建物が崩壊してしまいます。鉄骨鳶は高所でも低地と変わらぬような作業が求められます。ときには数十メートルの高さまで、脚立やスライダーといったハシゴを使用して登ることもあります。

重量鳶とは、工場の中や橋梁工事の現場などで、多種多様な道具を用いて、 大型機器や橋げたなど、重量物の移設を行います。クレーン、ユニック、フォークリフトなどの重機で搬入し、数百キロ～数十トンの大型機器などを屋上や建物内に据付けをします。ただ重たいものを搬入・据付するというわけではなく、専門知識と特殊技術が要求されるので、一般の鳶職に比べて専門性が高いです。